茨城県鹿嶋市・神栖市・潮来市 キャットシッター マーブル

イーペルの猫まつり(Ieper, Belgium / 2006)

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ベルギーのイーペルという町で、3年に一度開催される「猫まつり」。私が訪れたのは2006年5月だった。2021年の第46回猫まつりは、コロナウィルス拡大によって中止になっているので、次の開催は2024年5月12日、6年ぶりの開催だ。

当時、オランダのアムステルダムにアパートを借りて暮らしていたので、ブリュッセルで乗り換えてイーペルまで1泊2日の電車旅だった。とにかくこの猫まつり、町が猫だらけになると聞いていた。猫だらけとは?

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ベルギーのイーペルへ

アムステルダムからブリュッセルで乗り換えてイーペル。もしくは、パリからブリュッセルで乗り換える。イーペルは、田舎の小さな町だ。2006年といえば、まだiPhoneもない時代で「地球の歩き方」で調べても猫まつりどころかイーペルの情報はほとんど掲載されていなかった。とにかく猫まつりの開催日にイーペルへ行けば、なんとかなるだろう。

猫カメラを持って猫まつりへ

猫いっぱいのイーペルの町

イーペルの駅から、町の中心へと歩く。既に右も左も猫だらけ!

前日のうちに町の中心にある市庁舎で有料席のチケットを購入できた。今は、インターネットで事前購入できるようになっている。

猫まつり前日、猫が手招きしている!明日に向けて練習していたのかな。

猫まつりスタート!パレードが始まる。

猫まつりがスタートすると、猫の山車が次々やってくる。かわいい猫、こわい猫、いろいろ登場して楽しい!

町の子どもはみんな猫。ペイントしてくれるお店もあるので、変身したい人は勢いに任せて猫になれる。

日本で言うところの夏祭りっぽいなと思った。恐らくイーペルの子どもたちは、恒例行事として全員参加なのだろう。やらされてる感満載の子どももたくさんいても、それはそれで微笑ましかった。

口がばってんだけど、ミッフィーじゃない。ミッフィーはオランダ生まれのうさぎ、ムスティはベルギー生まれの猫。ムスティは、日本でも絵本が発売されている。私もムスティ、大好き。

猫自転車、サイコー。

巨大猫がやってきた!前日のうちに有料の観覧チケットを買っておいたので、ゆっくり見ることができた。

王様猫、Cieper(シープル)は高さ6メートルもある!

これは日本の招き猫かな。日本人の私は、ちょっと誇らしく思えた瞬間だった。猫まつりの最中、日本人の団体客がどーっとやってきて、どーっと帰って行くのを何度か見た。滞在時間が決まっているとはいえ、どの団体も本当に短時間で帰っていった。

当時、オランダやブリュッセルの友人たちに「猫まつりに行くんだ!」と言っても、誰も知らなかった。日本では猫まつりのツアーが発売されたりしているので、知る人ぞ知るお祭りになっている。

イーペルの町では、あちこちで猫グッズや猫パンが売られている。かわいい。

猫になりきれない子どもたちのパレード。

Minneke Poes(ミネケ・プス)という名の女王猫

猫です。

猫です!

猫というより完全に化け猫。

猫まつりのクライマックスは、繊維会館の鐘楼から投げられるラッキーキャット(猫のぬいぐるみ)をゲットすること!3年間のしあわせ補償付き。群がる人々!私も手を伸ばしたが、大きなベルギー人に囲まれて掴むことはできなかった。ちなみに、1817年頃までは生きた猫を投げていたそう。

帰りの電車で、猫パンを食べながらアムステルダムへと帰った。猫まつり、ぜひまた行きたい。

猫まつりで買った白猫のネックレスは今も大事に持っている。

Ieper, Belgium

Ieper(イーペル) … オランダ語
Ypres (イープル)… フランス語、英語

ベルギーの北西部にある小さな町で、フランス国境に近いがオランダ語を話す人も多い。繊維産業で発展した町ということもあり、町の中心には繊維会館がある。この繊維会館の鐘楼は、「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている。

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