茨城県動物指導センターで第一種動物取扱業の登録をする
茨城県動物指導センターに電話で相談してから1年が経った。ようやく1年分の飼養記録が準備できたので、第一種動物取扱業の登録のため茨城県笠間市へ。
出かける数日前に電話をして、持参するものに不備がないか確認をしておいた。
- 「第一種動物取扱業登録申請書」
- 「動物愛護管理法第12条1項第1号から第7号の2までに該当しないことを示す書類」
- 「収入証紙ちょう付台紙」
15,000円分の収入証紙はあらかじめ近くの警察署で購入して、台紙に貼らずに持参した。 - 「動物取扱責任者要件:実務経験等に係る書類」(認定資格を証明する書類)
愛玩動物飼養管理士の認定証が届くまで2ヶ月かかるので、2月に取得したペットシッター士の認定証を持参する。 - 1年間以上の飼養従事経験の記録書類
茨城県の場合は、ペットの1年分の飼養記録が認められる。ペットの飼育は実務経験として認めない自治体も多いようだ。 - ペットの写真数点
直近1年以内のペットの写真を2〜3枚持参する。



初めて訪れた動物指導センターは、山の中にあった。車を降りると獣臭と犬の鳴き声が響いている。事務室では担当職員の方がすぐに対応してくださった。手続きは1時間もかからず完了。動物取扱責任者と第一種動物取扱業の手続き、まとめて全部終わった。わが家のニャンズの厳選写真は持ち帰っていいとのこと。写真は、本当に猫を飼っているのかを確認するためだったようだ。(います!ちゃんとわが家に2匹います!)
1週間程度で結果が郵送されてくる。問題がなければ、晴れて第一種動物取扱業の登録完了!キャットシッター、いよいよ始まる。
帰り際、ワンワン!ではなくて、キャイーン!キャイーーン!と悲痛な声で鳴く犬がいた。職員さんが施設の中に入れようと力ずくでリードを引っ張っている。それを最後の力を振り絞るように、細い細い足で踏ん張って抵抗している痩せ細った犬。その鳴き声が頭から離れない。最悪の場合、この犬は殺処分されるのだろうとやりきれない思い出帰宅し、犬の殺処分について調べると、茨城県では平成30年の18頭を最後に、令和元年以降は殺処分はゼロだった。よかった。あの犬もきっと大丈夫。
一方でペットの生体販売を行うペットショップでは、犬猫のクリスマスセールで命を叩き売りしていて言葉にならない。世界から遅れをとっている日本、生体販売のない国になって欲しい。
動物指導センターの玄関に「幸せだより」が掲示されていた。センターに収容されていた犬たちが引き取られた先で元気にしている様子に胸がいっぱいになった。

「幸せだより」はここからも見ることができる。

茨城動物指導センターで無料配布されているカンバッチやマグネット。