(1)キャットシッターの資格について調べる
キャットシッターの資格について調べていくと、茨城県のサイトに詳しい情報が掲載されていた。
キャットシッターとして開業するため、まずは環境省による動物取扱業の「資格」申請要件を満たした認定資格を取得する。それ以外にも必要な物がいくつかあった。

- 第一種動物取扱業(事業者ごとに1名)
- 動物取扱責任者(事業者ごとに1名)
- 認定資格(施設内で働く全員)
まずは、認定資格取得について。これがなければ、動物取扱業の申請もできない。
キャットシッターになるための認定資格一覧
「認定資格一覧」を見ると、犬、猫、ハムスターやうさぎなどの小動物、馬など、キャットシッターをやるために必要な資格だけではなく、あらゆる資格が掲載されている。この中で、キャットシッターに関する資格をピックアップする。
No. | 団体名 | 資格名 | 更新 | 試験 |
---|---|---|---|---|
1 | 公益社団法人 日本愛玩動物協会 | 愛玩動物飼養管理士(1、2級) | 不要 | 年2回 |
2 | 一般社団法人 全国ペット協会 | 家庭動物管理士 | 2年ごと | 年2回 |
3 | 社団法人 新潟県動物愛護協会 | 愛護動物取扱管理士 | 不要 | 試験が新潟 |
4 | NPO法人 日本ペットシッター協会 | ペットシッター士(H21/4/1 以降取得したものに限る) | 不要 | 毎月 |
5 | ビジネス教育連盟ペットシッタースクール | 認定ペットシッター | 不要 | 年数回 |
ほとんどが協会かスクールの民間資格だ。
資格ごとに「業の種別」というのがある。「販売」「保管」「貸出」「訓練」「展示」の中から、キャットシッターとして必要な「保管」は、上記の資格はすべてに該当するので、この中から最低でも一つ資格を取得することになる。
さて、どれにしようか。
どの資格を選ぶか
資格取得のため、学ぶ方法がいくつか用意されていて、受講料も異なる。たとえば、NPO 法人日本ペットシッター協会のペットシッター士の場合はこんな感じ。
- 通学コース(126,500円)
月~木の4日間、練馬の東京本部で講習を受講。最終日に認定試験を実施。短期間で資格取得が可能。 - 通信講座コース(71,500円)
自宅学習。認定試験は全国の会場で。 - オンラインライブコース(88,000円)
zoomを使ったオンラインライブ形式での受講。認定試験は全国の会場で。 - カルチャーコース(73,700円)
4時間講習を2日間受講。2日目の最終1時間を使って認定試験を実施。最速で資格取得が可能。
上記4種類見ると、たった2日間で資格取得できるカルチャーコースが最も効率よく思える。受講できる会場が近くにあれば、私もこのカルチャーコースを選んだかもしれない。
私の条件は以下のとおり。
- 通信制で学べる
- 資格取得までの費用がなるべく安い
- なるべく短期間で取得できる
- 資格の更新がない
- 資格取得後、会員に強制加入する団体は避けたい
- 資格取得後、ペットシッター保険を強要する団体も避けたい
資格取得後、数年ごとに更新が必要になる資格もある。それなら、更新の必要がない、一発で永久維持できる資格がいい。さらに、資格を維持することでお金がかかるというのも避けたいので、団体の会員や保険を強要されるのは困る。会員になるときは、自分で必要と思ったときに加入するし、ペットシッター保険についても、自分で比較検討した上で、一番自分に必要なものを自分で選びたい。
NPO 法人日本ペットシッター協会 のペットシッター士を受講する
数ある資格の中で、NPO 法人日本ペットシッター協会のペットシッター士を受講することにした。
- 通信制で学べる
- 資格取得までの費用が71,500円と安い
- なるべく短期間で取得できる
- 資格の更新がない
- 資格取得後、協会の会員登録は任意。年間19,374円。
- 資格取得後、ペットシッター保険の加入は任意。2000円×12ヶ月=24,000円 / 年間
資料請求から受け取りまでがとても早く、電話の対応も親切でとてもわかりやすかった。そして、受験会場となるNPO 法人日本ペットシッター協会東京本部は練馬区中村橋にあって、私が長く暮らした阿佐ヶ谷からほど近い馴染みの場所だった。
ペットシッター士の試験は毎月開催されているので、早く学習が終われば、早く受験することができる。通信コースの受講期間は6ヶ月とされているが、早ければ1〜2ヶ月で学習を終えて受験することも可能とのこと。
資格によっては、試験が年に2回というものもあるので、試験が毎月開催されるペットシッター士は、自分のペースで自宅学習し、学習を終えたら時間をロスすることなく受験できるので、私にはとても合っている。